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天智天皇の時(670年ごろ)に、この地に光を放つ三大石があり、掘ると弥勒三尊の石像が現われた。勅願により堂宇を建立し「石光寺」の名を賜わり役の小角が開山となり弥勒如来を本尊としてまつったのがはじまり。
聖武天皇の時(750年こ゜ろ)に、蓮糸曼荼羅を織った中将姫が、この寺の井戸で蓮糸を洗い5色に染め、桜の木にかけて乾かしたというので、この桜を「糸かけ桜」、井戸を「染の井」、またこの寺を「染寺」ともいい、二上山頂まで「しめ」という。
春は「春牡丹」、「芍薬」、冬は「寒牡丹」、「寒あやめ」が咲き誇る。
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