リュウゼツラン【竜舌蘭】

6月27日の記事で、あまりの成長の遅さから「1世紀に1度開花する」と間違われセンチュリー・プラントと名付けられたリュウゼツランが今年、奈良県のフラワーセンター内で開花しそうで楽しみです。と書いたあのリュウゼツランが今、見事に咲いています。

1

2

3

4

5

6

7

奈良県フラワーセンター(大和郡山市、TEL 0743-59-0075)で7月28日、十数年に1度だけ花を咲かせるという植物「アオノリュウゼツラン」が開花した。(奈良経済新聞)同センターが開園した1974(昭和49)年当時に植えたもので、昨年の夏に葉先が枯れ始めたことで職員が開花の兆候に気付いた。肉厚のある葉にためていた養分を成長する時に使い、1度咲くと枯死するというアオノリュウゼツラン。4月下旬ごろに葉から出ている花茎が伸び始めたことで開花することが確信に変わった。それからは、日々10センチほど伸びる早さ成長したという。今では高さは約8メートルにまでになり、直径約10センチメートルの房から100本ほどの黄色い花を咲かせ、今日現在は36ある房のうち下から順に14の房が開花している。同センターを訪れていた西口登さん(15)と弟の豊さん(11)は「高い。植物の生きるエネルギーを感じた」と花を見上げて驚いた様子を見せた。 同センターの棚田一治さんは「約3500個の花を咲かせる生命力の偉大さと、1年前から開花の準備をするなどの植物の神秘にふれてほしい」と話した。
 アオノリョウゼツランは、メキシコ原産でリュウゼツラン科の多肉植物。100年に1度咲くという誤認から「センチュリー プラント」とも呼ばれている。
開園時間は9時〜16時30分。入場無料。見頃は8月下旬まで。
奈良みんなの経済新聞ネットワーク 8月5日(金)0時22分配信より。

6月27日の日記
あまりの成長の遅さから「1世紀に1度開花する」と間違われセンチュリー・プラントと名付けられたリュウゼツランが今年、奈良県のフラワーセンター内で開花しそうで楽しみです。

ぐんぐん花茎を伸ばしている奈良県フラワーセンター内のアオノリュウゼツラン

Photo

リュウゼツラン(りゅうぜつらん)【竜舌蘭】Agave
リュウゼツラン科アガベ属の総称、または狭義にアオノリュゼツランの覆輪変種A. americana L. var. marginata Trel.をいう。アオノリュウゼツランはメキシコ原産で、熱帯、亜熱帯の各地に帰化している。ロゼットの直径は2〜3メートルで、多肉質の葉を20〜30枚展開する。葉は披針(ひしん)形で厚く、青白色で、先端と葉縁に鋭い刺(とげ)がある。10年以上経ると開花に至り、ロゼットの中心から太い花茎をあげ、高さ5〜8メートルに達し、円錐(えんすい)花序に多数の花を開く。花は黄緑色で長さ9センチメートル。開花後、株は枯死する。
アガベ属は約300種を含み、アメリカ合衆国南部からメキシコに多く、南アメリカには3種が分布する。多肉植物で、花筒は普通、筒状、雄しべは6本、子房は下位。多くは鑑賞植物として扱われ、大形種は暖地の庭園や垣根に植え込まれ、小形種は鉢植えで栽培される。後者には姫笹雪(ひめささのゆき)A. parviflora Torr.、乱れ雪A. barviflora Torr.、プミラA. pumila De Smet ex Bakerや雷神A. potatorum Zucc.などがある。ほおかに、大形種で針状葉の吹上(ふきあげ)A. stricta Salm.や中形で葉に白い縁どりや条がある笹雪A. victoriae-reginae T. Mooreも代表的な栽培種である。
リュウゼツラン科Agavaceaeは単子葉植物で、20属1700種を含む。樹木から多年草で、アメリカ、メキシコの乾燥地や旧熱帯の森林に生える。子房が上位のユッカ属、ドラセナ属、コージリネ属、ダシリリオン属などはかつてユリ科に、子房が下位のアガベ属、サンセベリア属、ニューサイラン属はヒガンバナ科に分類されていた。一般に葉は厚く、繊維質であるが、アガベ属は多肉質である。花序は円錐状か穂状で、ヒガンバナのように傘状にはならない。花は小さく、花被は同形で6枚、普通は白色か黄緑色である。 [ 執筆者:湯浅浩史 ]
Yahoo!百科事典より

奈良県フラワーセンター

2